土地探し
「家をつくる」を考え始めるときに、最初に直面する問題は「土地探し」です。
私自身、自宅の建築のために、「土地(建築地)」を探すのに、2年以上かかりました。
自分達がイメージする「土地」を探すのは、至難の技です。
住環境や、交通アクセス、自治体のサービス・子育て支援や、そして、土地の金額等。
考慮するべき事が、山のようにあります。
私は、自身が建築家なので、土地を見て、地盤の状況や、隣接する土地との関係、接する道路の状況、インフラの整備状況、そして建築基準法上の制約を考えることができるので、
土地だけを見て、その場で、ある程度の「可能な建築の形」が見えてきます。
なので、決定するにあたって、ある程度の自信を持つ事ができました。
しかし一般的には、「家をつくる」ために「土地を探す」時、まずは不動産屋を廻り、不動産屋が薦める土地を、不動産屋の説明する情報のみで判断しなくてはいけません。
残念な事に、不動産屋さんは土地の売買には当然詳しいのですが、地盤の知識や、建築の知識、建築に関する各種法規や条例には、詳しくないというのが現状です。
私の事務所でも、土地を購入した後のトラブルの解決をお手伝いさせていただいたこともありました。
土地の悪条件を逆手に取って、設計によって、よりよい建築とすることは、建築家の仕事として、とてもやりがいがあることですし、建て主さんにとっても、達成感があることだと思います。
しかしそれには、想定外のコストがかかったり、現実解決できないハードな問題が出てくることもあります。
なので、出来れば、土地を選ぶ際には、建築家に実際にその土地を見てもらって、意見を聞き、まずは、土地に関する不安を解消して、次の「設計」というプロセスに進む事が望ましいと思います。
私の事務所でも、土地の選択の際の御相談をお受けします。
実際に、その土地に行き、周囲の状況を確認し、管轄の役所に出向き、インフラや法規の情報を集め、近隣の地盤のデータを調査し、建築家としての見解をお伝えしています。
土地を取得することは、大きな買い物です。
建築は、いろいろな可能性を持って問題を解決できますが、土地に関しては、「後の祭り」になることも。
土地探しの段階から、建築家と共にすることで、より両者の理解が深まることもあります。
それは、その後の「設計」という作業に必ず良い影響があると思います。![]()







