2012年2月10日 (金)

雪の下北半島へ

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先週末、東北が大雪という中を、お仕事で、青森県下北半島のむつ市に
行ってきました。

雪のない神奈川県の海辺で育った私にとっては、雪国に行くというだけで、
心の準備やら、寒さ対策の準備やらで、
出発の朝は、いつもとちがう緊張感で出かけました。

行きの新幹線でちょっと寝て、目が覚めたら、いきなり雪景色!
「えっ」と声に出してしまいそうになりました。

仙台を過ぎて、盛岡そして八戸着。

そこから乗り換える予定の下北まで直通の大湊線が大雪のため終日運休!
そこで、青い森鉄道で野辺地という所まで行き、
そこから雪の壁に挟まれた真っ白な道を、タクシーで下北まで移動。


青い森鉄道の車内でのこと。
2両編成の小さな電車の中には、学生さんや若い人がいっぱい。

びっくりしたことに、彼らは、学生服の上に何も羽織ってなかったり、
素足を出していたり、ニットのジャケットだったり。

とにかく薄着。山手線に乗ってる人の方が、よほど厚着をしているくらい。
私は、ヒートテックに厚手のセーターにモコモコのダウンコートという完全防備姿。

人は、環境に対応して生きていくという、当たり前のことを実感。

まったく違う環境に身をおいてみること、忘れていた多くの感覚を思い出させてくれます。

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2011年10月17日 (月)

紅葉

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先週末、お仕事で山形県米沢に行ってきました。
標高の高い地域を走る新幹線の車窓から、眺める景色は、紅葉の山。
湘南地方の紅葉はまだまだですが、東北は紅葉の季節。
秋なんだ!と実感。

米沢では、郷土料理の芋煮をいただきました。
これがまた美味しくて。
秋の味覚を堪能しました。

季節が変わっていくスピードになかなか追いつけない私ですが、
やっと秋にスイッチできた感じです。

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2011年9月30日 (金)

レバーハンドル

レバーハンドル
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ドアのレバーハンドルを選ぶ時の条件は、
レバーを握った感触、材質、形状の3つです。

レバーを握ったとき、角が無く丸みがあって手に優しい感じがすること。
材質はステンレス。
形状は、両手が塞がって手が使えない時に肘で押し下げられる形のもの。
ちょっとお行儀が悪いですが、これ重要です。


といった理由で、この10年以上、いつも同じものを選択して使っています。
自宅でも、このレバーハンドルを使い、13年くらい経ちますが、
不具合が出ることもなく、たいして手入れはしてませんが、
まったく新築当時とかわらない姿です。

レバーハンドルは、毎日、何度も手に触れるものだから、
見かけだけで選ばないことですね。


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2011年7月 2日 (土)

梅雨

rain梅雨時期の湿気rain
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梅雨時期の湿気には、毎年、悩まされます。
鎌倉の谷戸の中は、山から下りて来る湿気もあって、家の中の湿気対策はかかせません。
下駄箱の中やクローゼットの中、特に、閉め切った収納の中のカビに悩まされることになります。

家の中の風通しを良くして、除湿材もかかせません。


雨や山からの湿気よりも、厄介なのが海風です。

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この湘南地域の家では、案外、他の地域の人には知られてないのが、
海風の湿気です。
湿気対策のために、風を入れたりすると、余計にカビだらけということも。

海風は強敵。この梅雨時期、風通しをよくしたいところですが、
海風の場合は、かえって逆効果。
建築中の家が、すでにカビに悩まされることもあります。

海が見える家=海風の影響があるということです。
海風は気持ちいいけど、風が強い日は、特に注意が必要ですね。happy01

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2011年6月14日 (火)

雑誌に掲載

book 雑誌に掲載されました。book

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建築ジャーナルから発行されました「神奈川の建築家とつくる家」に、
神奈川県逗子市の
「H邸」が掲載されました。

小さな宅地開発地内の、
旗竿敷地、変形狭小敷地に建つ家です。

湘南地域、特に、逗子や鎌倉は、狭い敷地や路地奥の敷地が多く、敷地の条件としては、厳しい土地が多いのが実状です。

この「H邸」の敷地も、条件が厳しく、東と南に隣家が隣接して建っているので、ほとんど陽が当たらない敷地でした。

そこで、建物の中心に光が落ちる吹抜けを設けて、明るい空間を造りました。
本屋で見かけたら、ページをめくってみてくださいね。happy01


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2011年5月30日 (月)

ホームページ

ホームページ
Photo

まったく更新していなかったホームページを、更新しました!!!

建築の写真は、写真家の清水襄さんに撮影cameraしていただいています。
どの住宅も、写真家の目で見たアングルで撮影していただいているので、
写真が出来上がってきて、初めての驚きもあります。

今まで、相当な数の写真を撮っていただいたので、
ホームページに載せないのは、もったいないなと思い、
このたび、たくさんお披露目いたしました。

トップページの「住まいの風景」から、ご覧になってくださいね。
http://www.kworks.info/

トップページは以前のままですが、
近々に更新します!!happy01


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2011年5月 7日 (土)

住みやすい家

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オープンハウスで「住みやすそうな家ですね。」
と女性から言われることがあります。

「住みやすい」ってなんだろうと改めて考えると、
「使いやすい」ということでしょうか。

では、「使いやすい家」ってどんな家?

「動線が考えられていて動きやすい」
「収納が欲しい所に欲しい量がある」
「キッチンが使いやすい、動きやすい」
「家事に使う部分が集約されて配置されている」
「オープンな部分とプライバシーを守る部分のバランスがいい」
「外部との関係が良く考えらている」


どれも、生活していて「ストレスを感じない」ということ。
それが「住みやすい家」ということですね。

「見た目のデザインの良さ」だけだと、住んでみて「??」ということもありますよね。

「家」は「日常の場」。

「住みやすさ」と「格好がいい!デザイン」の両方を、
バランスよく考えた「家」で、
「ストレスのない楽しい生活」を満喫しましょう。

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2011年4月19日 (火)

オープンハウス

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今月の始めに逗子に竣工した住宅のオープンハウスを行いました。
暖かい日差しの中、心地よい風が家の中を渡り、
たくさんの笑顔に囲まれた一日となりました。

これから住宅の建築を考えている方のほか、
知人の建築家にたくさんお越しいただきました。

建て主さんにも一日お付き合い頂き、一緒に皆さんとお話をし、
とても有意義な時間を過ごしました。


オープンハウスは、同業の建築家に建物の感想を聞き、
デザインした住宅の評価を再確認する機会でもあり、
何より、建て主さんと共に、建築家達の話を聞く事は、
とても楽しい時間です。


今回は、植栽計画のプロである友人も参加してくれたので、
早速、これから工事に入る外構の植栽について、
建て主さんとともに、相談する機会となりました。

出来たばかりのデッキで、みんなで腰を下ろして、暖かい日差しの中、
樹木図鑑を見ながら、ああでもないこうでもないと、わいわいと相談し、
玄関脇のシンボルツリーを選びました。
満場一致で、花梨の木に決定。拍手!happy01
建て主さんも喜んでいらっしゃいました。


オープンハウス終了後、建て主さんから嬉しいメールをいただきました。
「先日のオープンハウスでは、皆さん気持ち良さそうにしておられ、
褒められて、きっと家も喜んでいたに違いありません。」 と。 

設計から竣工まで1年のお付き合いでしたが、
本当に、建て主さんには感謝しています。
その上、こんなにも嬉しいメッセージを頂いて、私は幸せな建築家です。happy01


オープンハウスは、その住宅のデビューの日。
その空間に入った人達が、楽しそうに会話し、
ゆっくりとすごしていただけるということは、
何より、その住宅が心地よい空間であるという証。


いつもドキドキで迎えるオープンハウスですが、終わった後は、
充実感でいっぱいになります。


これからも、心地よい住宅をデザインしていきますsign01

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2010年12月15日 (水)

地鎮祭


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先月、逗子の谷戸の中で建築が始まる住宅の「地鎮祭」を行いました。

「地鎮祭」とは、その土地の氏神を鎮め祀り、工事の無事を祈る儀式です。


四方に青竹を立て、その間を注連縄で囲って祭場とし、祭壇を設けます。

神職のもと、建て主である施主、建築施工会社、そして設計事務所が参列し執り行われます。


設計した住宅の建築がスタートする時、執り行う儀式なので、何度も経験してきましたが、
いつの時も、とても神聖な儀式であると思うとともに、初心に還り、大勢の方達に支えられて家が建築されることを改めて思い、感謝の気持ちでいっぱいになります。

そして、それぞれの立場の人達が、自分の役目を持って工事の完成に向かって結束することを誓う日でもあるなと思います。


この日は、朝からrain雨風が強くて、どうなることかと心配でしたが、
建築会社の方が、朝早くから大きなテントを張って、ぬかるんだ地面にも板をひいておいてくださいました。本当に感謝です!!
施主も、この気遣いを感じられて、安心されたことと思います。

良い地鎮祭でした!!good


建築家にとっては、「さあー、スタートだ!頑張るぞ!」upと「やる気」のスイッチを改めて押す日です。happy01

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2010年10月29日 (金)

フラット35S

houseつい最近、「フラット35S」の融資を受ける住宅の設計をしました。house


住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が行う融資です。

この融資を受けるには、建築する住宅が、設計の内容に関わる、決められた技術基準を満たしていることが条件になります。

「フラット35」という融資があり、さらに金利が抑えられ申込期間が限定されたものが「フラット35S」です。

ベースに「フラット35」の技術基準があり、
「フラット35S」はその技術基準を満たした上に、
以下の分類の中から一つ以上の基準に適合することが必要となります。
①省エネルギー性
②耐震性
③バリアフリー性
④耐久性・可変性


今回の住宅は、④の耐久性・可変性の技術基準に適合する設計としました。


ベースとなる「フラット35」で定められた技術基準では、工事内容全般において、細かく多くの技術基準が定められています。
通常、当然のように行われている仕様もありますが、あらためて文書化されているものを確認申請書に添付するので、建て主さんにとっては、より安心な工事契約になります。


建築家に設計を依頼する場合、この融資が受けづらい場合もあります。
それは、建築家が設計する住宅には、特殊な設計が多く、必ずしも、この標準的な技術基準に適合するとは限らないからです。
それは、建築家が設計する住宅は、独自の構造の考え方や仕上げの仕様等で問題なく設計されているので、標準では収まらない場合があるからです。


しかし、今回設計した住宅のように、私が通常採用している技術基準で設計しても、十分に「フラット35S」の技術基準に適合する場合もあります。
建物の耐久性を考え、見えない部分で配慮をして設計した内容そのままで、クリアしました。


「住宅金融支援機構」の融資は、一般的な住宅設計、ハウスメーカーの建築、建売り住宅にあるような標準的な設計にしか適合しないというイメージを持たれている建て主さんが多いように思いますが、必ずしもそうではないということです。


建築は、さまざまな条件が考慮されて設計されますが、
どんな条件でも、クリアする道はあるものです。

「オリジナルのデザインでたった一つの家造り」を応援します!happy01

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2010年10月 7日 (木)

「いい加減」は「良い加減」

「いい加減」は「良い加減」
友人が話した言葉です。大きくうなずきました。


建築家が設計する住宅の仕事は、「いつも通り」には、ほとんどお目にかかれない仕事です。
規格化住宅や建売り住宅と違い、たったひとつのオーダーだからです。
「今回はこういう条件。さあ、どうする?。こうしよう!」
ということの繰り返しです。


そうして建築家が考え抜いてデザインしたものを、
現場で職人さんの手によって、「たったひとつの建築」が造られます。


それは生産管理された工場で造られる大量生産品でもなければ、
品質管理された製品を現場に持ち込んで、マニュアル通りに組み立てる建築とは違います。
工期も、規格化住宅の倍近くかかることもあります。


そんな性格の仕事をしていく上で、
「良い加減」はとても必要なことだと感じます。


私たち建築家がデザインし、図面を描き、それを現場で、職人さん達が毎日毎日、手を動かして、何百日、延べ何百人かけて、1軒の住宅が出来上がります。

建築は「人間が成せる技であるがために、人間が行う事だから問題が起きる事もある。」

そんなとき、「こうあるべき。例外は認めない。完璧を追求する。」では、
何百日の工事期間を乗り切ることは出来ません。
機械が造っているわけでもなく、ロボットが造っているわけでもなく、
「心を持った人間がデザインし、心を持った人間が造る」からです。


良い意味で「良い加減」という感覚を持つことで、
結果的に修復が早く、さらには、予想外の良い方向に向かうことの方が多いように思います。

そこには、「良い加減」の先に「心の余裕」が生まれ、
さらに考え、動く力が生まれるからではないかと思うのです。


延べ何百人の人達が、最後まで自分の作業に心を込めて打ち込むためには、
関わる人すべてに、こんな「心の余裕」が必要。happy01

現場は一度動き始めたら止まることは出来ません。
「責めても何もいいことない。問題が起きたら、すぐにどう解決するかを一緒に考える。」
そして、笑顔で。happy01

こうして数えきれないくらいの大勢の人達とともに、
支えて、そして支えられて「たったひとつの建築」を造り続けて来ました。


こうして造られた住宅が、住まい手にとって「心地が良い空間」と感じられるのは、
携わった人たちの「良い加減」から生まれた「心の余裕」が見えないものではなく、デザインそして技となって建物に込められているからだと思います。


「いい加減」は「良い加減」scissors

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2010年10月 1日 (金)

あっと言う間の夏の3ヶ月

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10月に入りました。えー!!もう秋?って感じです。この夏は駆け足で通り過ぎて行きました。
今頃、花火の写真? 
今年の私の夏は、7月21日の鎌倉の花火大会で始まり、8月26日の逗子の花火大会で締めくくるという夏でした。
もちろん、浜に下りて鑑賞しました。
本当に綺麗で、「これぞ湘南の 夏!!」を楽しみました。
面白かったのは、それぞれの花火にその地域性が表れていたこと。
鎌倉は、横に長い海岸を生かして、船が浜に沿って移動しながら打ち上げる水中花火があって、
観光地鎌倉らしい、大勢の人がどこにいても鑑賞できて、風情たっぷりの花火でした。


逗子は、地元の人達が作り上げた花火大会という感じがして、暖かい気持ちになりました。7000発の内6000発が最後のフィナーレで一気に上げられるという大迫力!風向きで浜の方に火の粉が飛んで来てビックリしたけど、どこかの国の火祭りみたいで、ほんとに楽しかった。湘南の夏を締めくくるのに最高でした。
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この夏はとにかく暑い毎日でしたが、ぐったりする暇もなく忙しく働きました!happy02
7月の末に竣工する住宅があり、9月に設計を完了する住宅があり、一軒一軒じっくり仕事をする私は、てんてこ舞いでした。
同時に要領良く進められたらいいのですが、どの住宅も「いつも通り」がない「たったひとつの家」なので、仕事の内容も常に新しい状況やデザインへの挑戦なので、目一杯です。
大変な3ヶ月でしたが、頑張った3ヶ月でした。good
先週末、これから始まる住宅の工事契約でしたが、建て主さんの笑顔を拝見して、ホッとしました。
で、気付いたら秋です。happy01
残暑が厳しくて長かったのに、いきなり涼しく(夜は寒いくらい)なって、びっくりです。
秋は長い方がいいなあ。山の紅葉は最高だし、食べ物も美味しいし。ぐっすり寝れるし。
一日一日が愛おしい秋です。


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2010年7月 2日 (金)

湘南に住む3

typhoon潮風typhoon
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7月に入りました!
梅雨空の合間に、
sun降り注ぐ日差しsun
夏そのもの。
そして南から吹く風も、潮の香りを運んで来ます。
海が見える=潮風に当たる
この「潮風」が、実は困りもの。
潮風は塩分を含んでいるので、夏の湿気と相まって、お肌をべたべたにするだけでなく、洗濯物も!
晴れ渡った夏日でも、
我家では、午後2時以降
(あくまで、湘南に住んで来た長年の経験からですよ。)は、お洗濯を早々に取り込みます。
それ以降の時間、夕方にかけて吹く潮風に当たると、せっかく乾いた洗濯物も、少し湿ってしまいます。


そこで、海のそばに建つ住宅を設計する時は、室内で干せる場所を考えるようにしましょう。
まだ乾き切らない洗濯物を掛けておける場所があると便利です。
当然、雨の日や、風が強い日(特に春は多い)も、外に干せないので、
ほんの少しのスペースでも、物干スペースや、ちょっと洗濯物を掛けられる手摺(吹抜けに設置された手摺とか)があると有効です。

他にも、海に近くなればなるほど、潮風の影響はいろいろなところに出てきます。
鉄製の物は、すぐに錆びてしまいます。
庭の木々も、潮風に強い樹種でないと、すぐに枯れてしまいます。

他の土地では得られない自然を楽しむには、他の土地では考えられないことにも対応して行くということですね。
いろいろ工夫して、湘南の生活を楽しみましょう!happy01

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2010年6月15日 (火)

階段の設計

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建て主さんと、現場へ行ってきました。sign01
まず最初に、「階段、登りやすいですね。」と言われたことが、とても嬉しかった!happy01
何よりのお褒めの言葉です。
階段の設計って、実は、とても難しいのです。
装置として見ると、デザインする要素がたくさんあって、家の中では、とてもエキサイティングなところです。
なので、デザインの腕の見せ所sign03
でも、ここで忘れてはいけないことは、
階段の登下りは、
何より「安全」でなければいけないということです。
「デザインが最優先で、ちょっと登下りに不安だったりする。」では困りますよね。
たまに登る階段であれば、デザイン最優先でもいいのでしょうが、
住宅の階段は毎日何度も登下りするところで、危ない思いをする確率も高く、住宅の中で、もっとも事故が多いのが階段なのですから。
私自身、かなり慌て者なので、子供の頃からよく階段を踏み外して、痛い思いをたくさんしてきました。
今でも、冷やっとすることが多いです。
だから、住む側の立場に立って、階段の設計には慎重です。
とにかく登下りしやすい、ストレスを感じない階段の設計を心がけています。

でもでも、とはいえ、格好が悪くても良しではないですよ。
階段は、エキサイティングな場所なのですから、デザインしたいsign03
そこは、バランス。機能とデザインのバランスです。
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カーブを描く階段
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腰掛けられる階段

いろいろな形に挑戦していますscissors


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2010年6月 1日 (火)

湘南に住む2

clover虫たちとお付き合いclover
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春になって、たくさんの生き物達も、活動本番の季節を迎えました。
庭に出ると、たくさんの虫達に遭遇する季節になりました!happy01

ここ湘南は、海や山に囲まれて、自然の恩恵たっぷりの土地。
なので、当然、人間以外の生き物の楽園です。
もともと、後から人間が入って来たので、虫達にしてみれば、「あなた達、大きな体して私の歩く前を邪魔しないでよね!」て感じかな。

当然、庭だけでなく、家の中でも、虫達に出くわします。
谷戸の中は湿気があるから、巨大なゲジゲジや蜘蛛やカマドウマには、毎晩のように、お会いします。
カサカサと音がしたら、「あら、またいらしたのね」って感じ。happy01

ゲジゲジで、悲鳴を上げていたら、湘南生活(自然たっぷり生活)は、楽しめませんsign01
私は、大概の虫たちとは、上手くお付き合いして生活していますが、たった一つ例外があります。

それは「ムカデ」!!  これだけは、見逃せません!punch
なにせ、噛まれたら(刺されたら?)大変! 激痛と戦うことになります。

今は「ムカデ」より遥かに大きな体になった娘が赤ん坊の時、部屋に「ムカデ」が現れて、私は一晩、取り逃がした「ムカデ」の襲来を防ぐため、寝ずに見張り番!bearing

「ムカデ」は紙で摘んでまるめてポイ!と簡単にはいかないところが大変。
長くてよく曲がる体を生かして、こちらの隙をついて「チク!」で、こっちは「ギャー!」
棒で叩いたくらいではビクともしないし逃げ足が早いから、本当に強敵。
殺虫剤なんて効果無し。吸い込んで、こちらの方が具合が悪くなる。

最近、これまでの長い「ムカデ」との戦いの経験から、「これはいい!」という方法を見つけましたsign03
最近100%の確率で撃退しています。

まず、傘の先で「ムカデ」の体の真ん中を押さえます。
この段階では、ある程度の反射神経が必要!
あとは、気迫と根性。
潰れるくらい押さえても、「ムカデ」は平気です、ピンピンして頭としっぽをパタパタして、こっちが離そうものなら、何事も無かったように走り去って行きます。なので絶対に力を抜かないsign01
次に、住宅用洗剤(お風呂用とか)で泡状になるものを吹き付けて(やつが見えなくなるくらいたっぷり)しばらく我慢。そのうち動きが緩慢になってくるので、そこで、傘の先で頭としっぽを潰す!
これで、完璧。しばらくは動いているからすぐにさわってはダメですよ。
紙で包む時も、用心してくださいね。

「ムカデ」も命あるものだけど、危険だから許してね。scissors

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2010年5月18日 (火)

湘南に住む1

sun湘南の日差しは、恐るべし!sun
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私が、この湘南に住むようになったのは、小学校3年生の時。
それから、39年間(足し算しないでくださいね。bleah)、この湘南の地で暮らしています。


大学時代に、東京のはずれに住んだ事もありましが、その時期を除いては、結婚後も、この湘南の地に住んでいます。

この土地に住んでいると、いろいろと、他の土地と違うことを感じます。
一度、海から離れて、東京のはずれに住んだから、余計に感じるのかもしれません。

5月に入って、お天気がいい日が続いて、日差しも強くなって来ました。
sun湘南の日差しは、恐るべし!sun
部屋の中に居て、窓際に立っていても、日焼けしますよ。
女性は、くれぐれも気を付けてくださいね。

「お洒落なオープンテラスで食事restaurant」なんてしていたら、
あっと言う間に、Tシャツの袖の後が付いちゃいます。
楽しいおしゃべりの前に、必ず日焼け止めを塗って完全防備。帽子も必需品。日射病対策です。

車で、海岸線を走るときも、油断大敵!
日焼け止めとサングラスを忘れずに。
夕陽と富士山を見ながら海岸ドライブなんて最高だけど、
湘南の西日は強烈!目なんか開けて景色なんて見るどころじゃないです。
サングラスしないと、目が開けれないし、目の中まで焼けちゃいそう。
私の友人は、車の中でも、帽子をかぶっています。私は、指先までの手袋してます。ちょっとおばさんぽいけど、気にしない!日焼けで、しわしわの手になっちゃうから、用心用心。

住宅を設計する時も、「湘南の日差し」を、いつも頭において設計します。
「開放的な窓いっぱいの部屋」=「どこにいても日焼けする部屋」coldsweats01

これから、梅雨を越したら、夏本番!sun
日焼け対策ばっちりで、思いっきり、湘南を楽しみましょう!

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2010年5月 7日 (金)

窓のはなし5

rain雨の日にも窓を開けたい!rain
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この春は、肌寒い日が続いて、雨もよく降りました。
そんなお天気でも、ちょっと部屋の空気を入れ替えたり、気分転換に窓を開けたくなる時ってありますよね。
でも、窓の上に庇や屋根が無かったら、雨が入ってくるから開けれない。despair

窓の上に小さな屋根(庇)が付いていたり、バルコニーに出る大きな窓でも、バルコニーに屋根が掛かっていたら、雨が入ってきて床が濡れてしまうなんてことはありませんよね。


小降りの雨だったら、窓を開けて、雨の音を聞きながら、読書をするbook、なんて楽しみも。

「庇」や「バルコニーの屋根」って、夏の日の日差しを遮るために大きな効果があるのですが、
雨の日にも、「あってよかったなあ。」と思うものなのです。

いつも、建て主さんに、この話をしますと、「なるほどね。」と気付いていなかったという意外な反応があります。

全部の窓に庇をつけることは、予算の面で難しかったり、
また、特に住宅密集地では、隣の敷地との距離が近かったりして、
軒(外壁から延びている屋根の部分)を出すことが難しいことも多いので、
どんな状況でも設置出来るということではないのですが、
出来るだけ、一部屋に一カ所は、「雨が降っても、開けられる窓」を造りたいと心がけて設計しています!


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2010年4月 1日 (木)

斜面地での建築「風」

現在建築中の住宅は、海を望む斜面に立っています。
お天気のいい日は、本当にきれいな景色を眺めることができます。
きらきらと光る海を眺めるのは、最高の気分です。
海を望む側には、大きな窓を計画し、リビングから広いバルコニーが繋がっています。
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斜面地での建築計画は、まずは「景色を眺める」ことが、デザインのメインになります。
建築主は、この「景色」を得るという理由で、斜面地を選ぶ場合がほとんどだからです。
なので、建築家は、「景色を眺める」ための窓を計画します。
ここで、とても重要なこと、十分に検討する必要があることが一つあります。
それは、「風の強さ」。
特に、海を望む斜面地の風当たりは、半端ではありません。
特に春、この時期は、とても強い風が吹きます。
実際には2階建ての建物でも、前に建物が無ければ、地上3階、4階、それ以上の高さに相当するので、その高さでの風圧を考慮して、サッシュの大きさ、種類、ガラスの厚みを決定します。

今日も、強風の中、現場に行ってきました。
髪はくしゃくしゃ、図面は飛びそうになるし、決して軽くない体で立っているのが必死でした。bearing

斜面地に住宅を計画するのであれば、まず、お天気大荒れの日に、体感してみてください!!


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2010年3月24日 (水)

あらためておもうこと

先日、海を臨む山の上で工事を進めていた住宅の上棟がありました。sun
上棟というのは、一日で、木造の骨組みが建ち上がって、建物の形が現れる、とてもエキサイティングな日です!

夕方、無事、屋根の形まで建ち上がったあと、建て主さんと共に、
職人さんの一日のお仕事を労い、今後の工事の無事を願い、
そして、職人さんと共に、建築家も、建て主さんに無事に上棟したことのお祝いを申し上げる式を行います。

何度経験しても、気持ちが引き締まり、工事が完了するまでの責任を感じます。

今回の上棟式では、「あらためて思うこと」がありました。

まずは御主人が挨拶され、その後、奥様がご挨拶されました。
土地を探されてる時から、今、こうして無事建物が建ち上がるまでの間に、
いろいろな思いがお有りだったのだと思います。
感無量だと仰り、うっすらと涙を浮かべていらっしゃいました。
私は、横に立っていて、本当に胸が打たれました。

私たち建築家は、建て主さんとは、土地が決まって、そこからのお付き合いになる事がほとんどです。
それまでの課程には関わっていないので、建て主さんには、私たちの知らない大変な御苦労や思いがたくさんあったことを、あらためて思いました。

私も、10年前に自宅を建築し、それ以前に土地探しには2年かかりました。
本当に大変でしたし、先の不安も一杯で、銀行ローンの返済のことなど考えると、ひっくりかえりそうでした!

「家を建てる」って本当に、大事業ですよね。
今、土地を探しているみなさん、頑張ってください!!happy01
みなさんが、やっとの思いで探された土地に、「心地よい自分の家」を造るために、
精一杯、設計します!!good

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2010年3月22日 (月)

筆無精なんです。

忘れた頃に書いているブログ。
これって、ブログとは言わない! ですよね。
本当に、筆無精なんです、私。despair

建築設計という仕事の中で、種々雑多な題材を真面目にお伝えする!
という思いでブログを始めましたが、
きちんと間違えのない言葉で、充実した内容を書こうと思うと、なかなか筆が進みません。

今日、建て主さんとの打合せの時、話題は、私のブログの話に。
アドバイスを頂きました!happy01
私の人となりがわかるようなブログがあった方がいいのでは?
もっと気楽に書いてみたらどうかな?というアドバイスをいただきました。

「それはそうだね!もっと気楽に書いて行こう!」

建て主さんは、私のブログの中の絵文字を見て、「恐そうじゃないね。」と思ってホッとなさったそうです。
どうも、建築家、それも女の建築家というと、世の中では、「強い、恐い、きつい」などのイメージがあるみたいですよね。coldsweats01
そんなことないですよ〜ということを伝えるために、
これからはカテゴリーを分けて、書いていきますね。

建築に関する真面目なお話は「建築あれこれ」で。
私が日々思ったことを書いたお話は「思うこと」で。

今日、アドバイスをいただいた建て主さんには感謝!です。
これからも、どうぞよろしくお願いします。happy01

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2010年2月24日 (水)

地盤調査1

建物の設計では、設計作業の初期段階で確認すべき重要な事がいくつかあります。

その中でも、建築する土地の「地盤の確認」は、
建物の建築コストに大きく関わってきます。
「地盤の確認」というのは、建物が建つ敷地の地盤の強さを確認するということです。

地盤の強さというのは、概ね、その地盤を構成している土の種類(地層)によって変わってきます。

見た目では判らないことなので、土地を購入する時点では、
なかなか判断する事は難しいことです。
多くは、設計が始まる時点で、地盤調査を行いますので、
もし、地盤が、その建物の構造によっては、
木造か鉄筋コンクリート造か鉄骨造かで、必要とされる地盤の強さが異なるので、
その構造や規模によっては、その敷地の地盤が弱いと判断されると、
地盤改良(いくつかの方法があります。)をしなくてはいけません。
この地盤改良には、それなりのコストがかかるため、思わぬ予算を取られることになります。

設計を始めてみたら、地盤が悪くて、建物本体にかけるコストが削減されて、
建て主が想定していたような建物本体の仕様になるには難しいというケースは、
よくあることです。

このようなケースを避けるには、土地を購入する前に、近隣の建物の基礎の状況を調べたり、近隣の土地の地盤調査のデータを調べたり、土地の地形図から推測したりという作業が必要になります。
いずれも、ある程度の知識がないと判断しにくい事なので、
専門家に依頼することが望ましいと思います。
もし、土地購入を検討している時点で、建物の設計を依頼する建築家をすでに考えているのであれば、
その建築家に相談するのが、良い方法かと思います。

建築家は、建物を設計するにあたって、各種法規の規制だけではなく、
地盤の状況によって、建物の構造や規模、形状を考えて行くので、
土地購入の段階で、建築家に相談することは、
建物のデザインより前の段階での、適切なアドバイスを得られることになります。

もちろん、このようなパターンは稀なことなので、
多くの方は、土地を購入後に、建築家に依頼されるので、
設計の初期段階での、地盤調査で、初めて「地盤を確認」することになります。

一般的に、次のような土地の場合、地盤が弱く、地盤改良が必要になるケースが多くあります。
1、以前、水田であったところ。
2、川岸・海岸の近く。
3、池、海、川、の埋め立て地。
4、土を盛って、ひな壇を構成した造成地。
このような条件に限ったことではありませんが、こういうケースの場合は慎重に調査が必要となります。

次回は地盤調査の方法について書きます!happy01

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2010年2月12日 (金)

久しぶりの更新

ブログを更新しないこと、早、半年近く!coldsweats01
寝ていた訳でも、休んでいた訳でもありません!
元来、筆無精である上に、ハードな設計が始まると、設計以外の事を考える頭の余裕が無くなってしまうキャパシティーの無さゆえのこと。
欠点でもあるし、私らしいところだとも思っています。happy01

昨年一年は、かなり傾斜がある斜面地に建つ住宅の計画で、
充実した一年を送りました。
その建築が、昨年末に無事着工し、今は基礎工事の段階。
いよいよ、形になってきました。

半年、ブログをさぼった分、これからは、まじめにこつこつ、
斜面地の住宅の計画に関わることを、お伝えして行こうと思います!!good

それから、お知らせです。
事務所を移転いたしました。
茅ヶ崎から、鎌倉へ。
鎌倉は地元。
気楽で自由な空気を感じながら、谷戸の緑に囲まれて、お仕事を始めました。good

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2009年8月27日 (木)

土地探し

「家をつくる」を考え始めるときに、最初に直面する問題は「土地探し」です。
私自身、自宅の建築のために、「土地(建築地)」を探すのに、2年以上かかりました。
自分達がイメージする「土地」を探すのは、至難の技です。
住環境や、交通アクセス、自治体のサービス・子育て支援や、そして、土地の金額等。
考慮するべき事が、山のようにあります。
Img_0912_3

私自身は建築家なので、土地を見て、地盤の状況や、隣接する土地との関係、接する道路の状況、インフラの整備状況、そして建築基準法上の制約を考えることができるので、土地だけを見て、その場で、ある程度の「可能な建築の形」が見えてきます。
なので、決定するにあたって、ある程度の自信を持つ事ができました。

しかし一般的には、「家をつくる」ために「土地を探す」時、まずは不動産屋を廻り、不動産屋が薦める土地を、不動産屋の説明する情報のみで判断しなくてはいけません。
残念な事に、不動産屋さんは土地の売買には当然詳しいのですが、地盤の知識や、建築の知識、建築に関する各種法規や条例には、詳しくないというのが現状です。
私の事務所でも、土地を購入した後のトラブルの解決をお手伝いさせていただいたこともありました。

土地の悪条件を逆手に取って、設計によって、よりよい建築とすることは、建築家の仕事として、とてもやりがいがあることですし、建て主さんにとっても、達成感があることだと思います。
しかしそれには、想定外のコストがかかったり、現実解決できないハードな問題が出てくることもあります。

なので、出来れば、土地を選ぶ際には、建築家に実際にその土地を見てもらって、意見を聞き、まずは、土地に関する不安を解消して、次の「設計」というプロセスに進む事が望ましいと思います。

私の事務所でも、土地の選択の際の御相談をお受けします。
実際に、その土地に行き、周囲の状況を確認し、管轄の役所に出向き、インフラや法規の情報を集め、近隣の地盤のデータを調査し、建築家としての見解をお伝えしています。
土地を取得することは、大きな買い物です。
建築は、いろいろな可能性を持って問題を解決できますが、土地に関しては、「後の祭り」になることも。

土地探しの段階から、建築家と共にすることで、より両者の理解が深まることもあります。
それは、その後の「設計」という作業に必ず良い影響があると思います。good

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2009年8月 5日 (水)

リフォームのはなし4

4.キッチンのリフォームのはなし
Photo_4

「料理をする」という作業場であるキッチンは、
傷みやすく、常に清潔に保ちたい場所でもあるため、建物の寿命を待たずに、リフォームされることが多い場所です。

キッチンのリフォームの際には、シンクや調理台、そして、コンロや換気扇等の設備機器を新しくすると共に、最近では、一般的になった食洗機を取り入れることも多くなりました。

築10年を超えると、給湯器やガスコンロは、使用状況によって、修理や取替えの必要が出てくることもあり、
それを機会に、キッチンのリフォームを検討することが多くあります。
建物全体のオール電化を検討し、ガスコンロをIHコンロへ取り替えるケースも増えています。

まずは、キッチンは「料理を作る」作業場であるので、
動線をよく検討し、各種収納量を把握し、機能性を重視して
デザインします。

そして、「料理をつくる」から「料理を楽しむ」キッチンとなるよう、部屋全体をデザインしましょう。
ライフスタイルの多様化と共に、キッチンの形態も様々です。
「料理を楽しむ」を形にして、
心地いいキッチンを作りましょう。

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2009年7月21日 (火)

リフォームのはなし3

3.浴室のリフォームのはなし

築数年経つと、水廻り(浴室・洗面室・トイレ・台所)から、傷みが目立ってきます。
特に浴室は、カビの問題や、壁や床のタイルの割れやひびが生じ安く、下地の防水層にも影響した場合、木造ならば、柱や土台の腐食など、建物の耐久性に大きく関わることもあります。
まずは、見た目の表面上の問題だけでなく、その下地にどのような影響が生じているかを確認することが必要です。

浴室のリフォームの方法には、大きく3パターンがあります。
①下地から仕上げまでをすべて解体し、新築に近い状態で改修 する。
 この場合は、脱衣室(洗面室)も含めて改修することで、  浴室の大きさ、形状、脱衣室との間の出入口を含む間仕切り 壁のデザイン等、すべて改修することで、
 使い勝手も含めてトータルなリフォームを可能にします。

②浴室の部屋の下半分の傷みが目立ち、上半分が比較的良好な 場合、部屋の上半分の仕上げは残して、下半分を解体し、壁 ・床・浴槽等のみを新規で施工する。
 この場合は、浴室全体の大きさや形状は変わりませんが、
 床置きの浴槽を半埋めの浴槽に交換して、浴槽の股ぎ高さを 低くしたい場合等は、
 必要最低限の工事で済ます事が可能です。

③ ①と同様、下地から仕上げまでをすべて解体し、ユニット バスを入れる。
 ユニットバスは、全体がいくつかのパーツに分かれているた め、間仕切り壁を壊すことなく、設置することが可能です。
  
浴室をリフォームする際のポイントは、
①防水の仕様は、耐久性があり、信頼出来るものを選択する。
②窓や換気扇で、充分な換気量を確保する。
③タイルや目地は、防カビや防汚性能のあるものを選択する。
④浴槽の大きさは、お年寄りが使用する場合は特に配慮する。
⑤必要に応じて、手摺を設置する。

以上のように、浴室のリフォームは、機能面や耐久性など、ハードな面は当然、重要となりますが、

「一日の疲れを癒す場所」として、
ハードな面をクリアした上で、
遊び心を持って、オリジナリティーのあるデザインをしたいものです。Photo_12

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2009年7月 6日 (月)

リフォームのはなし2

2. 全面リフォームのはなし。
建物が老朽化して、耐久性や安全上に問題が生じた場合、
外装や内装の傷みが進んだ場合、
住宅設備の老朽化がある場合、
ライフスタイルや、家族の構成が変わった場合に、
住宅の建替え(新築)や、リフォーム(改修)を考えますが、
建替え(新築)ではなく、
「建物全体をリフォーム(改修)」を選択する場合の主な理由としては、

①現在の建物に愛着・価値があり、建物・空間の雰囲気を残したい。
 →建築家としては、とても魅力的な仕事です。
  建築家の仕事は、常に新しい建物を設計するだけではあり  ません。
  既存の建物から、いろいろな条件を読み取り、新しい提案  をしながら、より魅力的な建物にし、
  さらに残って行く建築に再生することは、有意義でやりが  いのある仕事です。

②工事費を抑えるため
 →一般的に新築より工事費が安く抑えられると考えられ、
  建替えよりもリフォームを選択される場合がありますが、
  改修の内容によっては、解体における人件費や、発生する  建築廃材の処理費がかなりかかり、
  新築工事と同じ位の費用がかかる場合も考えられます。
  まずは、建築家に、予算を提示して、予算内で出来る工事  の内容を検討することが大切です。
  
 いずれの場合も、建物全体のリフォームをする場合、
現在の建物の状態を、建築家と共に、しっかりと把握することが大切です。
 その場合、表面上の状態よりも、隠されている部分(主に構造)の状態を確認し、現況の建物を生かす事が、安全なのかどうかを検討することが肝心です。
 地盤の状態も重要なポイントです。建物が堅固でも、地盤の状態が悪ければ、地盤を改良したり、その地盤にあった基礎工事が必要となってくるからです。

適切な「リフォーム」とは、

これからのライフスタイルを考えた間取り・空間を考え、
時代やライフスタイルにあった住宅設備を取り入れることで、
より良い居住環境を実現し、
さらに、建物の安全性を向上させることで、

「快適で安心な時間をすごすことの出来る住宅への再生」
と考えます。confident

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2009年1月 7日 (水)

リフォームのはなし1

住宅のリフォームは、その目的によって、リフォームの規模や内容が異なり、新築と違って既存の建物を生かす分、新築以上に慎重に考える必要があります。
規模や内容によって、大きくいくつかのパターンがあります。

1.小規模なリフォームのはなし。
最近、設計したリフォームの話から。
10年程前に設計した住宅で、一部屋を二部屋に分けるリフォームをしました。
新築当時は、お子さんがまだ小さくて、子供部屋は大きく広々とした遊ぶ部屋として一部屋で計画しました。
その際、いずれ二部屋に分割する事を前提に設計し、ドアの位置、窓の位置、照明器具の配置、コンセント・スイッチの配置、家具の配置も二部屋を想定して設計しました。
それにより、今回のリフォームは最低限の工事で済みました。
間仕切りの壁を一枚建てて、ドアを2カ所設置し、
学齢期を迎えて、増えた物を収納するスペースを勾配天井の高い部分に設置しました。
当然、工期も短く費用も抑える事ができました。

建物の耐用年数とは、実際の建物の強度だけでなく、
10年後、20年後、30年後に、家族の形態の変化や生活環境の変化に対応出来るように設計されているかどうかで決まります。

住宅の新築時に、リフォームを前提にした設計をすることは、とても「 エコ 」なのです。

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2008年12月10日 (水)

窓のはなし4

sun北向きの窓sun
窓の役割は、大きく3つあります。
太陽の光を取り入れる、風を通す、そして、「外を眺める」。
建物の廻りの環境をより生かすために、景色を窓で切り取るように造ると、それはひとつの絵画のように、空間に豊かさをプラスします。
窓といえば、太陽の光をより多く取り入れ明るさを求めるため、南向きの窓にばかりに意識がいきますが、
実は、景色を眺めるのに、もっとも美しい景色を見る事が出来るのは、「北向きの窓」なんです。
北向きの窓から見える景色は、太陽の光を浴びて明るい景色になります。山の緑や紅葉は色も冴えてとても鮮やかです。
そして、北向きの窓から入る明るさは、直射日光でないので、とても柔らかく穏やかです。
絵を描くアトリエは北向きの窓を大きくします。それは、絵を描くのに最適な明るさが期待できるからです。

住宅で北向きの窓を大きくすると、窓はガラスが入るため壁に比べて熱の損失が大きいので冬場の暖房効率が悪くなりますが、
窓ガラスの断熱仕様を上げ欠点を補い、景色を見るために適切な大きさを考え、
積極的に景色を眺める窓を造ることで、その空間を豊かにします。

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2008年11月19日 (水)

窓のはなし3

sun西向きの窓sun
窓から眺める夕焼け、日没。本当に美しい景色です。
でも、夏の西日は、とっても暑い!

私が子供の頃過ごした、海を望む高台に建つ家でのことです。
夏、学校帰り、山の下にある電車の駅から急な坂を登って、
汗びっしょりで家に着き、トイレに駆け込むと、
そこは「灼熱のトイレ」!coldsweats02
西向きの窓があるトイレは、暑くて眩しくて、とても座ってられません。
子供の頃でしたから、ちょっと恥ずかしい事ですが、ドアは開けっ放しで入りました。
常に「うちわ」も置いてありました。
大人は大変だったと思います。

窓は、幅60㎝高さ40㎝くらいの小さなものでしたが、差し込む夏の西日は強烈でした。
外には日除けの木を植えましたが、大きく育つまで、しばらく我慢の夏が続きました。

以前に設計した住宅での事ですが、そこは南と西の道路に面した敷地で、
西道路に面した2階のダイニングと1階の寝室には、それぞれ細長い窓を2本だけ開けました。
住まい手は、もうちょっと大きい窓を希望されましたが、夏の西日の強さを説明しました。
竣工後、この窓の大きさで十分だったとおっしゃっていただけました。

西向きの窓を造るとき、夏の日除けを合わせてデザインすることが大切ですね。good

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2008年10月 7日 (火)

窓のはなし2

sun東向きの窓sun
朝の太陽の光が燦々と入る、明るいキッチンで朝食の支度。
イメージはとてもいいのですが、実際は、夏場の朝日が入るキッチンは、とっても暑い。coldsweats02

私が子供の頃過ごした、海を望む高台に建つ家でのことです。
朝、東に面した明るいキッチンで、私の母は、麦わら帽子をかぶって立っていました。
窓から風は入って来ても、強烈な朝日を遮るものはなく、
大きな麦わら帽子をかぶって朝食の支度をしていたのです。

そこに引っ越してくる前に住んでいた家のキッチンは北にあり
古い日本家屋だったこともあって、暗くて、寒くて、
冬場は、どおしようもなく辛かったらしく、その反動もあって、新しく建てた家のキッチンは、東にあって、窓を大きくしたそうです。
結果、明るすぎて、暑すぎて、夏は、麦わら帽子着用が必須。

その後何年かして、山に囲まれた谷戸の中に家を建てて引っ越し、
その家のキッチンは、一部東に面していて、その壁面にガラスの扉がある程度で、あとの壁面には窓ひとつない、暗くて寒いキッチンにしました。
でも、古い日本家屋のように、隙間風があるわけでもないので
冬場の寒さはそれほど気になるわけでもなく、
夏は、ひんやりしていて、風も通って、快適です。
さらに、日当りの悪いきっちんは、食べ物も腐りにくくていいというメリットも有りです。

冬は有り難い朝日も、夏は強敵。
東の窓を開ける部屋は、部屋の用途も窓の大きさもよく考えましょう。

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